1.ホームビデオカメラ、デジカメの改造(シールド除去・フィルター埋込)
※デジカメの場合、ストロボコンデンサ内の電流を必ずスパークさせてから改造して下さい。
改造手順↓

側面を開けます。
赤い←部分がCCD素子&赤外線吸着材(通常は一体化している)

CCD素子&赤外線吸着材(ローパスフィルター)を外します


CCD素子&赤外線吸着材の裏表

赤外線吸着材を外します
ダミーを入れます。
ダミーは寸分違わず作成が望ましいが少しの誤差はOK。
これを入れないとピンボケになります。
ガラス切りを持っている場合は顕微鏡のスライドガラスが良い
何枚か重ねてテープで周りを巻きます。(光通過面はテープ厳禁!)
ガラス切りが無い場合はCD-Rやカセットテープのプラケースをカッターで切って代用できます
元へ戻して完成。
(ダミーと一緒に赤外線フィルターNHを付けておく事も可、カラー透視する場合は不要です)

取り外した赤外線吸着材
数種類の相当数のネジがありますので分解しながら記録を取ります。
分解は意外と簡単ですが元に戻すのが大変です、必ず記録して下さい。
光学レンズは全て直接手で触らないようにします。
指紋等を拭くと拭いた布の繊維がどこかに残ってしまい、
ズーム後のレンズに付着すると映像に記録されてしまいます。
2.Nightshotモデルのカラー化改造
規制後ナイトショットのフラッシュバックを防ぎ、更に暗視や透視撮影でカラー映像,カラー透視が楽しめます。
標準時のNightshot機能は赤外線除去シールドを外したり、戻したりをON、OFFで設定しますが同時に電気的モノクロ化のON,OFFも行います。
モノクロ(実際は緑っぽいですが)の理由は、映像粒子の粗さをなくす為です。可視光線は3原色、赤青緑からなっていますがCCD素子がこれらを独立して読む為、
明かりが少ないと粒子を粗くさせて感度を上げようとします。SONYは粒子の粗いカラーよりもハイコントラスト優先を採っています。
またモノクロだと暗闇でピントの合うスピードが速くなります。この電気的モノクロ化を無効化にし、カラー暗視、透視が出来るように改造します。
ナイトショットONでカラー透視、OFFで内蔵フィルターによる通常透視になります。赤外線透視フィルターは基本的に可内蔵しますが、
非内蔵希望の場合は別途ご相談下さい。※機種により電気的モノクロ化TIPと連動している機能は使えなくなる事があります。内蔵IRライト、インテリジェントシューの一部。
※撮影個所の状況により、カラー透視モードではカラー情報を残す為アーバン可視光線と近赤外線の混在により透視能力が若干落ちます。
※.ピントAフォーカススピードが若干遅くなります。
※ラジオライフ誌 共同撮影結果



左から
オリジナル
カラー改造
規制後ナイトショット+透視フィルター
フィルター内蔵改造機
カラー透視色々








最低照度ルクスについて
最低照度ルクス値はビデオカメラ、デジカメに組み込まれている”赤外線吸着(カット)材”の吸着量(カット率)で決まります。赤外線吸着(カット)材は全てのビデオカメラに内蔵されており、可視光線以外の光線をカットする事で色調補正を目的とします。可視光線だけならば総天然色同様の映像が取り込める訳ですが、CCD素子は肉眼よりもレンジが広い為、赤外線や紫外線を含んだ可視光線を記録してしまいます。その為、天然色とは若干違う映像になってしまいます。これを防ぐのが赤外線吸着(カット)材な訳ですが、カット率を上げれば上げるほど色彩が良く天然色に近づきますが少光量環境で映像が暗くなる特性があります。逆に下げると少ない明かりでも安定した撮影が出来ますが色彩が天然色から外れて行きます。蛍光灯下で白が青っぽくなったり、屋外では赤の発色が悪くなります。カット率を上げると最低照度ルクス値が上がり、吸着材も大きなものが必要になります。最低照度ルクスはこれが一番という値はありません、全体デザイン、レンズ径、CCD素子、シャッタースピード性能、販売価格等を考慮しメーカーが独自のノウハウで味付けした結果、決定されます。民生用やスタジオ用カメラには最低照度ルクス30を超えるものもあり、人物にドウランを塗らねばならないほど強い光源が必要ですが高次元での自然色が再現・記録できます。これを逆手に取ったのがSONYのNightshotです。夜間撮影を優れたものにするには色を無くせば良いという、まさに逆転の発想で生まれました。色調など無視して最低照度をトコトン下げることが出来ます。カタログを見るとお分かりのように全機種Nightshot撮影時は0ルクスです。NightshotをONにする時”ガチャ”と音がします、これは先ほどのカット材を レンズ---CCD間 の直線上からずらして0ルクスにします。ちなみに”ガチャ”と音がしない機種は屈折方法を用いて0ルクスになるよう工夫されています。更に夜間撮影をより鮮明にする為、電気的に色調を抑えます、これは軍事用ナイトスコープのパワーサプライを採用、真っ暗な環境でもピントを素早く合わせます。初代Nightshotの規制前機が生産されてから5年が経ちCCDの進化、オートアイリスの廃止を経て現行機は飛躍的に良くなり、可視光線を消し去る透視撮影にはうってつけです。高画素CCDのTRV70や120などハイエンド機種での透視は目を見張るものがあります。透視の歴史は低値最低照度ノーマル機→規制前機→規制後機→改造機→ハイエンド現行機と変わり、SONYでは更に高画質高画素CCDのリリース予定との事です。最低照度を下げ3CCDで三原色の赤をデジタル補正し、色調を確保しがら低光源環境でも撮影できる機種も出てきました。